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【パチンコを生み出す】プロジェクトD「パチンコ企画」

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DaiichiプロジェクトD挑戦者たちパチンコ企画商品企画部

皆さま、こんにちは。
今回のプロジェクトD、ピックアップする職種は「パチンコ企画」です。

パチンコ機を生み出し世に送る、いわばプロデューサーやディレクターといった肩書きを持つ彼らの実態に迫ります。

 

第6回「パチンコ商品開発本部 商品企画部」

DaiichiプロジェクトD挑戦者たちパチンコ企画商品企画部

(ナレーション)“パチンコを作る”と一口にいっても、その業務や行程は多岐にわたる。盤面、役モノ、液晶、プログラム etc 。また、単純に盤面といってもデザインを描いたり、設計する人がいたり、液晶にも絵を描く人もいれば、それを映像に起こしたり、エフェクトやCGを一から作る人がいる。

ひとつのパチンコ機を作るには、それに関わる人とスケジュールをまとめ、完成するまでにディレクションする人間が必要なのだ。それがパチンコにおける「企画」と呼ばれる職種で、プロデューサーやディレクターといった役回りでプロジェクトをコントロールしていく。

 

コンセプトや機種の方向性をどのようにパチンコとして仕様に落とし込むのか?予告は?リーチは?スペックは?
道を示し、協議を重ね、これぞ!という商品に仕上げていく。

 

当然、それは社内だけでなく社外の協力企業も含め、パチンコ作りに関わる大部分を把握し、マネージメントしなければならない。今回、話をうかがったHさんはプロデューサーという立場で、ゼロベースでの構想、企画立案からコンセプト決定をおこない、それぞれの行程で出来上がった製品のチェック・評価・最終決定を下すなど、全体を統括する。

 

 

まずは“シナリオ”を作る

DaiichiプロジェクトD挑戦者たちパチンコ企画商品企画部

ご存知のように今パチンコは逆境の時代。当たり前だが、これまでの方法論が簡単に通用するような状況ではない。「コンテンツ(版権)の世界観をそのままリーチで再現しました!」「あの名シーンをリーチに採用しました!」では、もうプレイヤーは興味を惹かれない。市場でヒットした機種を真似しただけですくえる二匹目のどじょう、三匹目のどじょうも、もういない。

 

また、技術の進歩もある意味、逆風を加速させる。HさんがDaiichiに入社した約20年前。20万台を売り上げたメガヒット機種『CR天才バカボン』の頃は、液晶サイズが6インチと小さく、搭載演出の容量も少なかった。しかし、パチンコ業界が成長するにつれ、液晶は大きく、マシンも高性能かつ大容量になっていく。表現の幅が広がる一方で、近年は市場の縮小にともない、予算の削減、開発期間の短縮など生産性を高めコストを下げる必要に迫られる。

その上で、最善のアウトプット・出来栄えが求められ、かつ、スマートフォンアプリを筆頭とした他のレジャーやアミューズメントに負けない魅力をしっかり提示しなければならない。

DaiichiプロジェクトD挑戦者たちパチンコ企画商品企画部

こうした困難な局面において、Daiichiは“シナリオ”にもとづいたパチンコ作りを重視している、とHさんが教えてくれた。

 

「パチンコ作りにはまず、こういうことをプレイヤーに伝えたいからこういう機種にする、という“シナリオ”を決めます。プレイヤーの体験を重視して、どんな層をターゲットにし、どういう気持ちになってほしいか、どんなところで面白いと思ってもらいたいのか、ということを明確化した後で開発に入ります」

 

これまでのDaiichiが開発した機種の中には、とりあえず作ってからその良し悪しを判断しよう、という機種もあった。ただその場合、作り終えてからコンセプトにかかわる大規模な修正を加えると、大幅なコストの無駄と時間のロスがでてくる。「はじめにシナリオをきっちり決めることで、無駄なコストが抑えられる」とHさんは言う。

 

シナリオ作りには、プロデューサーはもちろんだが、ディレクターを含むその機種のプロジェクトメンバーや、マーケティング部などの他部署、そのほか、パチンコ開発には一見関係のない様々な分野の専門家にも協力を仰ぎながら、取り組んでいるという。

 

 

ディレクターという仕事

DaiichiプロジェクトD挑戦者たちパチンコ企画商品企画部

作り上げられたシナリオは、役員を交えた会議で決裁され、本格的な開発に入っていく。開発現場の企画職であるディレクターは、決定したシナリオに基づき、演出や基本スペックの仕様設計、プロジェクトの進行管理、予算管理を行いながら機種を完成に導く。

“ディレクター”と一口で言っても、経験によって役割は異なる。現場責任者としてのディレクターもいれば、経験が浅く、アシスタントディレクターというかたちで、細かな仕様書作成などを行うディレクターもいる。

 

「今のDaiichiは入社1年目から企画職に就くことはないんです」とHさんは言う。
入社してすぐに配属されるのはマーケティングやスペック設計を行う部署、ホール様営業や直営ホールの運営など、企画以外の部署だ。そこで一定の経験をつんだ後に企画職にジョブチェンジする。

 

「入社してからずっと企画職だと、変な意味での“パチンコ馬鹿”になってしまう恐れがあるんです。新機種のスペックや演出にはやたらと詳しいけど、企画としての視野が狭く、プレイヤーの声やホールさんの求めているもの、といったマーケットニーズを捉える感覚が欠けている、などです」

 

自分が作りたいものをそのままかたちにするだけだと、どうしても独りよがりなアイデアだったり仕様になってしまう。

Hさんが付け加えた。「個人的にはどこまでいってもパチンコはプロダクトアウトであるべきだと思っています。ただ、あまりにもそっちに行き過ぎると『俺が面白い』と思っても誰も打ってくれない状態になります。そこのバランスが大切なんです」

 

※プロダクトアウト…企業が商品開発や生産を行う上で、作り手の理論を優先させる方法。「作り手がいいと思うものを作る」といった考え方。

 

新入の頃に他部署を経験することで視野を広く持ち、マーケット感覚を持ちながら“パチンコ企画”という開発の心臓部に入っていく。そして、そこで求められるのは企画職としての“発想”だ。それまでに得た経験や考えを基に、自分の作りたいものをシナリオに沿っていかにアウトプットできるか、そこが企画としての勝負だ。

 

また、企画職にはアイデア以外にも“開発進行”という重要な業務がある。パチンコ機の開発には盤面デザイン、役モノ設計、ソフト・ハード設計、液晶開発、部品製造、組み立て、など、社内外の様々な職種や工程を管理しなければならない。自分のやりたいことを相手に伝え、プロジェクトを動かすコミュニケーション能力も必要だ。

 

Daiichiの想い

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『パチンコらしくないパチンコ』

Daiichiはパチンコ作りにおいて、社是ともいえる基本理念をもっている。もちろん、Hさんも世の中にないもの、パチンコの新しい楽しみ方を常に提供していきたいとの思いは強い。

「遊技機」としての特殊性がどうしても出てしまうパチンコ。とはいえ、当る瞬間や当たりまでの過程を盛り上げて表現できるという大前提のもとで、今までにない、今までのパチンコぽくないパチンコを日々追求している。
そのためには「パチンコだけをしていてはだめ」とH
さんは言う。パチンコ以外の楽しみにも積極的に興味をもつ。その引き出しが多ければ多いほど、ふとした瞬間に新しいアイデアが生み出される可能性が高まる。

 

Hさんの中でも、未来におけるパチンコらしくないパチンコのアイデアの尻尾は捕まえているようだ。

「パチンコ以外のものとうまくリンクさせる。例えばスマホアプリだとか物販とか。Daiichiのグループ企業が携わっているコンテンツをパチンコとリンクさせることで、『機種の面白さ』以外にもパチンコを打ちに行く理由を見出し、それをうまく機種の中に活かして世に出していきたいですね」

 

もしかすると2017年に発売された『CRおそ松さん』がそのモデルケースだったのかもしれない。

ただ、それもDaiichiとしてのアウトプットの一つであり、今年の2月に施行された規則改正によって、また状況は一変するだろう。「パチンコ企画」の振るタクトの重要性は高まる一方だ。ましてや、それを統括するプロデューサーが超えなければならないハードルは際限なく高くなる。

 

その分、新機種を出して結果が伴ったときの嬉しさはなにものにも変えられない。「ホールに導入されてお客さまが喜んで遊んでいる姿をみるのが最高のやりがいだ」とHさんは言う。

 

今日も、今この瞬間も、新たなパチンコ企画が初声をあげ、面白いパチンコ機が作られている

DaiichiプロジェクトD挑戦者たちパチンコ企画商品企画部

 

 

 

Daiichiジャーナルからのお知らせ

旧コラムからかたちを変え、約2年に渡りお届けしてきたDaiichiジャーナルですが、今回のコラムをもって一時休止することになりました。長い間ご覧いいただき誠にありがとうございました。当コラムをきっかけにDaiichiの新機種に興味を持った!という方がいらっしゃいましたら幸いです。

新機種の情報などはこれまでに引き続き、ホームページをはじめ「ダイナマイトくんTwitter」「Daiichi公式Facebookアカウント」で発信をしていきますのでよろしくお願いいたします。

 

これからもDaiichiはパチンコらしくないパチンコを掲げ、市場に一石を投じるような機種開発を目指してまいります。

今後ともDaiichiをよろしくお願いいたします!

 

DaiichiプロジェクトD挑戦者たちパチンコ企画商品企画部

 

 

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