Daiichi ジャーナル

知られざるDaiichiの世界~大一栄パーキング/大一美術館編

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大一美術館大一栄パーキングインタビュー

皆さまこんにちは。

ボクは新米ライター・カネコ。ピチピチの26歳です。Daiichiジャーナルにちょっとだけ関わらせてもらっています。

日頃、このコラムはもちろん、いろんな企画を生み出せるように常にアンテナを張り巡らせています。ある日、なにかネタがないかなかと、Daiichiのホームページをチェックしていた時のこと。

あれ?

企業ページの下のほうに、なじみのないワードがあるじゃありませんか。

大一美術館大一栄パーキングインタビュー
「PARKING」と「MUSEUM」

駐車場と美術館?

こんなこともやっているんだ、Daiichi。
どっちもボクには馴染みのないちょっと特殊な業種だなぁ。これは取材にいって話を聞いてみたい!

 

やってきました尾張名古屋!

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

初取材でいきなり名古屋遠征です!
「尾張名古屋は城でもつ」。半分シロ(城)ウトみたいなボクでもコラムが立ち行く(もつ)ってことですね(違)。

 

さて、今回の取材にあたり、事前にちょっと駐車場と美術館を調べてきました。

駐車場 「D・PARKING」は正式には大一栄パーキングという名称で、Daiichiのグループ会社・株式会社 市原商会の管理物件となっています。

一方の「大一美術館」は企業が文化・芸術活動を支援するメセナ活動の一環としてDaiichi創業者の市原茂さんが故郷である名古屋市中村区の地域振興の一助となるようにスタートした美術館です。

 

ということで、もっと詳しく話を聞くために、さっそくD・PARKINGから取材を開始していきましょう!

 

D・PARKING

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

大一栄パーキングは名古屋の繁華街・栄にある大型駐車場です。

8F+屋上のビル型駐車場になっていて、収容台数は約450台、24時間駐車可能な有人監視システムを採用。普通自動車・大型バイクも駐車OKというパーキングです。

気になる料金形態は当日の朝7時~夜6時まで30分250円、夜6時~翌朝7時まで30分100円となっていますが、平日の昼間は最大料金が1,500円、夜間なら最大800円のサービス料金が設定されています。

では、管理責任者のYさんにお話をうかがいましょう。

 

――駐車料金ってどうやって決めているのですか?

Yさん 近隣の相場を見つつ、立地・利便性・駐車場の設備のほか、平面か立体か、停めやすいかどうか、などを加味して決めます。近くに日本一ともいえる稼働率の駐車場があるんですが、そこよりは少し安くしています(笑)。

 

――駐車場の運営は当然、駐車料金でまかなっていると思いますが、集客は大変ですか?

Yさん 大変ですね。利用客のメインは百貨店へ買い物に来るかたがたで、百貨店の利用客が多い時期は利用状況もよくなって、百貨店の利用客が少ない時期は空きが目立つようになります。なので、最終的には百貨店頼みとなる傾向もありますが、地道に売上につながるような稼働促進の活動をしていますよ。

 

――例えばどのような活動でしょうか?

Yさん 1番分かりやすいのはサービス券ですね。2時間の利用で30分無料にする駐車サービス券を発行しています。それを近所の飲食店などに置かせてもらっています。あと、一般的なのは、松坂屋・三越・PARCO・LOFTなどを利用したお客様に買物金額に対応した時間無料サービスを各百貨店との提携で実施しています。

 

――その他にもYさんは独自のアイデアで集客努力をしていると小耳にはさみましたが?

Yさん そんな大層なことはしてないですが、お子さんにアメを配るキャンペーンをしたり、ガチャガチャを設置したり、敷地にたこ焼き屋を呼んでみたり。「また来たい」と思っていただけることを心がけています。

ここに来て1番最初にやったのはトイレを綺麗にすること。当時は和式で見た目もあまりよくなかったんですが「社長室にあるものよりいいものを!」ってことで綺麗にリフォームしました。社長には「ちょっとやりすぎじゃない?」と言われましたが(笑)

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

――特に女性にとって、トイレは重要ですよね

Yさん あと私が始めたのは「カーシェア」。最初は半信半疑の冷やかし半分ながら、稼働に繋がればとカーシェアの運営会社に電話しました。当初は3台だったんですが、意外、といったら失礼だけど、好評なので5台に増台しました。今は別のカーシェア会社からも打診があるくらいです。

 

――カーシェアはトレンドですよね!売上はいかがですか?

Yさん カーシェアについては車の置き場としての駐車料金が月極契約として支払われているといった状態ですね。ただ、カーシェアは好調なので、契約内容も含め今後の展開を模索しているところです。

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

――名古屋のような車社会でもカーシェアのニーズが高いのですね

Yさん なによりも安いですからね。15分206円。ガソリン代や保険料込みでこの値段ですから。お金のない若者世代も利用しているようですよ。「若者の車離れ」で言えば、ここ数年で、みんな名駅(名古屋駅)へ買い物しに行くようになりました。昔は名古屋の繁華街といえば栄だったんですが、名駅周辺の再開発で地下街も充実され、電車で名古屋駅に向かう若い人が増えた印象です。なので、栄に車で買い物に来るといった文化もだんだんと薄れてきたような気がして寂しいかぎりです。

 

――いろいろ厳しそうですね

Yさん 私自身はもともと車が好きで、この仕事も楽しみながらやっています。近い将来、車離れが加速して苦境に立たされることもあるかもしれないけど、駐車場という業態に固執しないで「場所」「空間」といった捉え方から、新しい事業展開も念頭に置いています。とはいっても可能な限り駐車場事業として継続していくのが一番理にかなっているので、しばらくは駐車場として頑張っていきます。

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

若かりし頃はカーレースにも参加し、現在も車やバイクで青春を謳歌しているYさん。少年のような好奇心と遊び心を失わないで楽しそうに業務に取り組んでいる様子が印象的でした。

大一栄パーキングの詳細はコチラ!

 

D・MUSEUNM

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

さて、すっかりYさんと話し込んでしまって予定が少々遅れましたが、次の取材先である大一美術館に到着です。

この美術館は、19世紀末のフランスで活躍した天才芸術家『エミール・ガレ』と現代ガラスアートの第一人者でアメリカの人間国宝第一号に認定された『デイル・チフーリ』の作品をメインに展示しています。

名古屋市中村区鴨付町に位置し、開館時間は午前10時~午後5時、毎週月曜日が休館日となっています。最寄り駅は地下鉄東山線の中村公園駅で、稲西車庫行きのバスに乗ると約4分、徒歩なら約20分ほどです。もちろん車でも来られるように15台分の駐車場も用意してあります。

この大一美術館を管理運営しているのはAさんで、もともとはDaiichiで管理部門、ライセンス業務、販促ツール制作等をなさっていたそうです。

 

――当初は慣れない業務で戸惑いも多かったと思いますが

Aさん 芸術や作品についての知見は深く語れるほど広くないのですが、私ができることに尽力しています。今までの業務スキルや人間関係のノウハウを活かして、創業者の市原茂さんが残した素晴らしい美術館を、多くの人に認知をしてもらい来館者数を増やすという目的に向かって努力しています。

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

――美術館の運営はどうように行われているのですか?

Aさん 基本的に収入源は入場料なので、お客様に来ていただくことが第一です。認知度を高めるための宣伝・告知を含むさまざまな活動が必要です。

基本は、美術館・飲食店をまとめた集まり(組合)の会員に入っているので、そこで発生する多種多様な媒体での告知・宣伝などですね。ただ、私としては単純に広告を打つだけでは面白くないし、費用対効果など経営面での見直しなどを進めながら必要かつ効果の高い、意義のある面白い取り組みを探しながら活動を展開しています。

 

――具体的にはどのような活動でしょうか?

Aさん 地域に密着した運営を心がけているので、美術館の隣にある名古屋音楽大学と「美術と音楽」をテーマに年4回くらいのコラボイベントを行って、学生の発表の場として当美術館を活用してもらっています。それと、卒業作品の展示を行うための協力という形で、併設するギャラリーの貸し出しなどもしています。

また、瀬戸市にあるNPO法人と関係を築き、そこと協力してイベントを展開しています。瀬戸市は陶磁器のまちですが、ガラスの硅砂(けいしゃ)生産地日本一のまちでもあり、ガラスを学ぶ施設もありガラス工芸も盛んなんです。そういった関係性から、合同イベントを開催しています。

※硅砂(けいしゃ):ガラスの原料で花崗岩(かこうがん)などの風化で生じる石英粒からなる砂のこと。

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

もともとは所蔵品の展示がメインだったのですが、賛助会員をしている日本ガラス工芸協会の後援による日本のアーティストたちの発表の場として当美術館を利用してもらい、作品をお借りして展示する特別企画展なども開催するようになりました。現代作家さんたちは発表の場がなかなかないので、大一美術館という場所を提供することで協力体制ができました。

 

――そういった多方面での活動で新しいお客様を増やしていくのですね。

Aさん とはいえ、来館してくださるお客さまのメインはリピーターだったりもするので、来てくださった方にイベント開催のDM(ダイレクトメール)を送ったり、小さな美術館である利点を活かして、お客さまの細かな要望にはできるだけ積極的に臨機応変に応えられるようにしています。

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

――なるほど。ただ、どの業種でもそうだと思いますが、娯楽の多様化によるお客さまの減少の影響などは肌で感じますか?

Aさん もともとお客様の層が一般娯楽とは違う特殊な層だからなのか、あまりそういった実感はないですね。逆にこのようなガラス工芸を発信する側、若い世代の関心が低いかなと。美大生も最近の傾向として美術といえば「デザイン」や「CG」などわかりやすい現代的な方向へ進む流れにあるような気がします。私たちの世代が思い描く「モノづくり」のイメージが変化している感じですね。

 

経営的な視線を常に持ち、ホームページやフェイスブックなどデジタルコンテンツも活用して、宣伝活動に励むAさん。みなさまもぜひ名古屋に行かれたときは大一美術館にお立ち寄りください!

ちなみに、大一美術館の今後のイベントスケジュールはこちらからご確認いただけます。

大一美術館のイベントスケジュール

 

充実した取材でした!

大一美術館大一栄パーキングインタビュー

というわけで、D・PARKINGとD・MUSEUNM、2つのDaiichi関連施設に突撃取材を敢行してきました!

大一美術館ではなにやら気になる内容のイベントも進行中らしいですが、駐車場と合わせて、いろいろ興味深い話を聞けました!他分野の方の話を聞くのって意外と刺激的ですね。今度はDaiichiの偉い人にインタビューしても面白いかも!ボクのような若造には荷が重いですが……

 

今回は日帰り取材だったので、名古屋を満喫できなかったのが残念でしたが、次に取材に行くときは名古屋グルメを満喫したいと思います!!手羽先、味噌カツ、味噌煮込みうどん、きしめん!待ってろよ!

 

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