“ヒカリ”と”サウンド”の新しい融合を目指して-パチンコ新筐体「imagination+」開発者インタビュー
皆さん、こんにちは。
今回は、Daiichiの新筐体『imagination+(イマジネーションプラス)』の開発者インタビューです。
斬新なデザインを採用した経緯や、開発への熱い思いを聞いてきました!
Yさん(企画デザイン)
・入社歴:13年
・過去に関わった機種: CRバイオハザード0/ CRバイオハザード/CR石川さゆり~あなたのために歌います~
・好きな機種:ルパンシリーズ(パチンコ、パチスロ両方)
・趣味:電気屋巡り→最近のオススメアイテム「Chromecast」
・普段の立ち回り:休日に全ツッパ→負け、新台
Tさん(サウンド)
・入社歴:10年
・過去に関わった機種:CRゴリ神
・好きな機種:パチスロHANABI
・趣味:ミニ四駆(地方大会では優勝経験もあり)
・普段の立ち回り:パチンコはボーダー以上回る台、スロットは据え置き狙い
Tさん(設計)
・入社歴:20年
・過去に関わった機種:CR銀河機攻隊マジェスティックプリンス/CR Gメン’75/CR中森明菜 歌姫伝説/CRワニワニパニック
・好きな機種:羽モノ(パチンコ)
・趣味:ネットショッピング、サイクリング
・普段の立ち回り:気になる版権の機種を打つ
新筐体imagination+
――開発のコンセプトを教えてください。
T(設計) これまでのパチンコ機とは違った面白さや驚きを、プレイヤーの皆さまに感じてもらいたいという思いがありました。
そこで、パチンコらしくないパチンコというキャッチフレーズを掲げ、これまで演出の一部でしかなかった“ヒカリ”と”サウンド”そのものをデザインすることをコンセプトにしました。
Y(デザイン) これまでの筐体は、「筐体のデザインに合わせた光り方はどういうものがいいか」、「デザインを優先するとスピーカーを置くスペースはこれくらい」など、あくまでもデザインを優先し、”ヒカリ”や”サウンド”は後付けでした。
筐体を新しくデザインするにあたり、これまでと同じ方法で作り上げても意味がないと考え、『imagination+』では“ヒカリ”と“サウンド”に主軸を置いてデザインをしています。
”ヒカリ”と”サウンド”によって感じられる「臨場感」を、最もシンプルに、且つダイレクトに伝えたいという想いをこめています。
――これまでにないサウンドということですが、こだわったポイントを教えてください。
T(サウンド) これまでのパチンコ機の中では最高級のサウンドに仕上がったと思います。特に低音の響きに力を入れて開発をしました。
過去に発売した「CR T.M.Revolution」や「CR バイオハザード0」で使われた筐体も、低音の響きに力を入れていましたが、残念ながらプレイヤーの皆さまに届く品質ではありませんでした。その反省を踏まえて今回の開発に臨みました。
市販のウーファー(低音スピーカー)を何個も分解し、構造を研究して、新筐体で表現したいサウンドを徹底的に追及しました。何回も試行を重ねた結果、これまでで最高のサウンドクオリティを実現することができたと思います。
筐体上部にはツイーター(高音スピーカー)とスコーカー(中音スピーカー)、筐体下部にはウーファー、中央ボタンの下には振動スピーカーが搭載されています。
振動スピーカーをDaiichiで採用したのは、今回が初めてです。振動スピーカーが搭載されたことによって、筐体全体で振動し、臨場感あふれる演出を感じられるようになっています。
筐体上部のスピーカー
――非常にユニークなデザインですが、このデザインを採用した経緯を教えてください。
Y(デザイン) “ヒカリ”と”サウンド”そのものをデザインするというコンセプトが、結果的にこの個性あるカタチに帰結しました。今回デザインをするにあたり、従来の様な付け足すデザインではなく、不必要なものを削ぎ落とすデザインを心がけました。
“ヒカリ”そのものを、デザインフォルムにしているため、座っていただくと優しい光に包まれるような印象を受けると思います。
これまでのパチンコ機はギラギラした光ばかりで、柔らかく滑らかな光の表現はありませんでした。ギラギラした光は刺激的で眩しいため、遊技者の方にストレスを与えてしまうことがあったと思います。
今回は目に刺さることがない柔らかな光により遊技に没頭いただけるように配慮しています。
また、入力装置もヒカリと一体感を持ったものにしたい、という思いがありましたので、中央のプッシュボタンの周りも光で囲うデザインにしています。
中央の大きなプッシュボタン
――『imagination+』という名前の由来を教えてください。
Y(デザイン) 「パチンコらしくないパチンコとはどういうものか?」という問いに対して、様々なイマジネーションを使って開発したということと、Daiichiの根底にある「新しいものを想像する意思」という意味が含まれている「imagination」という言葉を採用しました。
そしてこの筐体をキッカケに、プレイヤーの皆さまと一緒に、さらに楽しさを追求していきたいという想いを「+」で表しています。
この『imagination+』という名前は、これから変わっていこうとするDaiichiの旗印だと考えています。
――開発するにあたって苦労した点を教えてください。
T(設計) 立体感のある丸くふっくらとしたランプを実現するのが大変でした。
開発初期は、設計上の都合で今よりも痩せ細ったデザインになっていました。
0.1mm単位で設計を調整して試行錯誤した結果、今のようなハリのある形状に仕上げることができました。
Y(デザイン) “ヒカリ”のラインを継ぎ目なくきれいに見せるために苦労しました。
パーツを固定する留め具の影で光のムラができてしまったたり、ヒカリとデザインの両立には、細部ひとつひとつのデザイン形状も工夫しています。
設計の皆さんの協力により、最終的には色ムラや影を感じさせない、みずみずしく生き生きとした”ヒカリ”を感じることができるデザインに仕上がったと思います。
T(サウンド) スピーカーを置くスペースの確保に苦労しました。
当初、筐体上部にはスコーカー(中音スピーカー)が2つ搭載されていましたが、高音域が感じられずガサツな音になってしまったため、ツイーター(高音スピーカー)を2つ追加しました。またウーファー(低音スピーカー)は、スピーカーの容積が小さいと、どうしても音に迫力がでないため、筐体下の幕板(黒い部分)まで使用し、最大容積を確保できるよう設計しています。
――開発中の裏話やエピソードを教えてください。
T(設計) 1日でも早くリリースしたいという思いから、これまでにないくらい開発チームや関連部署と連携をして開発に取り組みました。
海外の部品工場も日本と時差があるのに、わざわざこちらの指示を待ってくれるなど、とても積極的に協力していただきました。
みんなの協力で、すばらしいものを作ることができたと思っています。
Y(デザイン) 開発段階では、「プレイヤーの皆さまに受け入れてもらえるのか」、「丸くて柔らかいデザインのため、パチンコ機としての高揚感を引き出せないのではないか」など様々な不安が頭をよぎりました。
しかしその度に「これまでにないものを作ってこそ、新しい表現ができる」ということを信じて開発に臨みました。
この新筐体『imagination+』は、これからのDaiichiは新しいものを生み出していくぞという、決意の現れです。
もちろん、今回のデザインには賛否両論あると思います。ただ、賛否両論あることが、これまでになかった新しいものを表現できた結果だと考えています。
ここまで思い切って新しいものを作ったということをポジティブに受けとっていただければと思います。
開発途中のデザイン案
――最後にプレイヤーの皆さまへ向けてメッセージをお願いします。
T(設計) これまでのパチンコ機にはない、最高峰の“ヒカリ”と“サウンド”を実現しています。実際に打つと「これまでとは違うな」ということを感じていただけると思います。
Y(デザイン) ホールに行くと一目でDaiichiの機種だとわかるデザインになりました。
ぜひ、優しい光に包まれながら最高の“ヒカリ”と“サウンド”で演出を楽しんでください。
T(サウンド) 皆さまが好きな版権を、これまでにない最高のサウンドで演出します。ぜひホールで体感してください。
以上、開発者の皆さんの開発に対する熱い思いが伝わったインタビューでした。
そして、この新筐体『imagination+』を使ったパチンコ機第一弾が「CR銀河機攻隊マジェスティックプリンス」です。
CR銀河機攻隊マジェスティックプリンスは、これまでのパチンコになかった大当たりをストックする仕様を搭載しています!
ぜひ、ホールで、新筐体とともに新しいDaiichiを楽しんでいただければと思います!
新台CR銀河機攻隊マジェスティックプリンス
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