Daiichi ジャーナル

【レオ子の部屋】Daiichiはこれからどうなるの!?開発本部長に突撃インタビュー!!

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森本レオ子のDaiichi役員インタビュー

皆さま、こんにちは。すっかり毒舌キャラが定着してしまった一児の母、パチンコ必勝ガイドライターの森本レオ子です。

なんと今回は、Daiichiのチョー偉い人! 商品開発本部長天野裕司さんに会いに行き、会社のことから業界全体のことまで、パチンコに関するさまざまなお話を聞かせていただきました。

森本レオ子のDaiichi役員インタビュー

パチンコ愛にあふれるインタビューとなりましたので、じっくり読んでくださいね。いや~、柄にもなくド緊張しちゃったなぁ!(汗)

 

会社について

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森本レオ子
今日はよろしくお願いします!まず、天野さん自身についておうかがいしたいと思います。Daiichiの入社歴と入社のきっかけを教えてください。

 

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天野さん
入社したのは1992年の2月ですね。ですので社員歴は24、5年です。当時はフルーツパンチの販売がちょうど終わったくらいでした。もともとパチンコが好きだったのですが、当時はコピー機の営業をしていまして。結婚を機に転職しようかなと思い、見ていたとても分厚い求人雑誌に、フルーツパンチとDaiichiの求人が載っていたんです。それで、『パチンコメーカーっていうのがあるんだ!』と思って営業職で入社したのがきっかけです。

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いろいろなメーカーの中から吟味してDaiichiを選んだのではないのですね。

 

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そうですね。当時はパチンコメーカーがたくさん求人を出していたかは分かりませんが、今のような採用活動をされているメーカーさんはあまりなかったと思います。

 

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ありがとうございます。
それでは、Daiichiの社風についてお聞かせください。私もDaiichiの広報の方とは何度かやり取りをさせていただきましたが、個人的にはフレンドリーなイメージがあります。

 

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他のメーカーさんと比べたことがないのでよく分からないですが、比較的、真面目なタイプが多いんじゃないかと思います。少しオタクに近い感じがあるかもしれないですね(笑)。社風的にはどちらかというとおとなしい人が多いです。

 

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あれ?Twitterのダイナマイト君もおとなしい・・・ですか?

 

 

(近くにいた社員さん)あれは半分キャラを作っています(笑)

 

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そうなんですね! Twitterでダイナマイト君がかなり自由な振る舞いをしているので、どちらかというと社風も自由な雰囲気なのかなぁと。陰で怒られたりしていないのかと、心配になる時もありますが。

 

(近くにいた社員さん)たまーに怒られています(笑)

 

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やっぱり(笑)。でも、そういうところが非常になじみやすいですよね。メーカーさんによって公式キャラクターのネットでの姿勢がまったく違うので、ダイナマイト君はなじみやすいです。

 

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そういうふうに映っているのなら幸いですね(笑)。

 

 

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天野さんが入社されてからこれまでの間で、機種のヒットを機にすごく会社が変わったなど、転機を感じた機種はありますか?

 

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CR天才バカボンですね。その前になるとCRバトルヒーローVですか。あの頃から一気に市場から注目していただけるようになりました。

 

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当時はやはり会社全体の熱気がすごかったのでは?

 

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当時は営業でしたからね。熱気があったかどうかと聞かれると、そこは普通でした(笑)。CR天才バカボンも販売当初は苦労して台数をさばいた記憶があります。開発の中ではこれが売れなかったらもうダメだ、と評価されていたのですが、最初は5~6万台くらいで受注が止まったんですよ。それが導入後、入れているホール様と入れていないホール様で、特に女性のお客様の数が全然違ったんです。入れていないホール様がびっくりしてすぐ入れてくれって連絡がありました。

 

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えー、すごいですね! そういう時ってボーナスなんかがドンっと出るんですか? 急にお金の話になってすみません(笑)。

 

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ここ(部屋)に入らないくらいもらいましたね!

 

 

(一同爆笑)

 

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イケイケの時代ですね(笑)。で、天才バカボンの後はCRピンクレディーですよね。

 

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そうです。天才バカボンが春先に出て、秋口にピンクレディーが出ました。実はピンクレディーも最初は苦労したんですよ。パチンコと歌なんて合うわけないだろうって言われて。歌パチというカテゴリーに関して、当時はまだ拒否反応があったんです。

 

 

今年の機種について

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次に、CR天下一閃についてお聞かせください。今、パチンコライターの間でも常に話題の中心になっているのですが、機種の評判については耳にされますか?

 

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これまでと一番違うところは、いろんなところで、ネット系っていうんですかね、ああいうところにすごい情報が載っているのは過去にないですね。反響は大きいです。

 

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液晶を取って役モノだけでいこう!という勇気が単純にすごいなぁと感じました。

 

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当社の代表のアイデアなんです。もともと違うモノを開発していたのですが、なかなか折り合いがつかなくて。ただ、そういった機構が使えるんだったら、それを使って今市場にない短い時間でも十分に遊べる機種ができるんじゃないか、という発想で生まれました。
短時間遊技の需要に対して業界全体が向き合っていないと感じていて、今は長時間遊ばないと玉が取れない。当社には直営ホールもあるのですが、稼動のピークがだいたい14〜15時なんですね。それで、いったん稼働が落ちて、昔ですと夜にまた上がってくるんですが、今はもう稼働が上がってこないんです。なぜなら、サラリーマンの方々が夜からちょっと打って勝てる機種が無いからなんです。

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確かに。今のメイン機種だとちょっと時間がかかりますよね。

 

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ですので、短時間遊技に目を向けて機種作りをしよう!というのが始まりで、天下一閃が開発されました。一昨年のCR T.M.Revolutionなんかもそうですね。

 

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天下一閃ももちろんですが、CR銀河機攻隊マジェスティックプリンスCRスーパーマン~LimitBreakなど今年はかなり変わったスペックの機種が多く登場しました。かなり攻めているなという印象が自分の中であるのですが、会社として今年は特殊スペックを推していこうという方針だったのですか?

 

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もともと通常の液晶機の中に特殊なタイプをもっと入れていこうという雰囲気はあったのですが、狙っているわけではなくて、たまたま重なったという感じです。大当たり確率が約320分の1で65%継続の機種を普通に作るのではなくて、65%を65%に感じさせない方法は何かないかなと考えて、ああいう形のスペックを開発しています。プレイヤーさまが抱く『これじゃ勝てないよね』『勝てるイメージがないよね』というものを変えたいと思って挑戦しています。

 

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それはすごく感じます。挑戦と言えば、スペックだけじゃなくて演出バランスも変わりましたよね。マジェスティックプリンスやスーパーマンなんかは演出がシンプルになって、緑保留の信頼度が市場の平均よりかなり高い。「緑保留が空気」とボヤくユーザーが多いですが、その声に反応してくれたと感じました。これは意図的でしたか?

 

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それは意図的にしました。その2タイトルは、実は先読み告知を減らし、当該保留の変動が終わるまで期待をできるだけ持ってもらおうという取り組みの一環なのですが、市場の結果を見るとプレイヤーさまとしては『味気ないな』という評価だったと思います。

 

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うーん、難しいですよね。ガセや煽りが辛いと聞くわりに、市場では演出が派手な台がウケている。我々ライターが面白いと感じる台と一般ユーザーが感じる面白さにもズレがあるのかなって思うことも多いです。ちなみに、そういったユーザーの声はマーケティングから汲み取っているんですか?

 

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マーケティングも当然おこなっていますし、当社の場合は直営ホールがありますので、そこでいろんな声をプレイヤーの方から直接お聞きしています。当社の代表もそうですし私もそうですが、直営ホールの会議に出席し、情報を収集するようにしています。

 

 

これからの話

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天才バカボン中森明菜・歌姫伝説といった人気シリーズ機種やCR薄桜鬼緋焔録CRひぐらしのなく頃にといったアニメタイアップ機種、そして今回の天下一閃のような役モノ機種と、幅広いラインナップの機種を提供しているDaiichiですが、今後特に力を入れていきたい分野はありますか?

 

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天下一閃を皮切りに、役モノの機種だけじゃなく、昔のダイナマイトみたいな機種をなんとか市場に投入できないかなと思っています。今回、天下一閃に関してプレイヤーさまからたくさんの評価をいただいたということは、皆さん少し液晶に飽きてきているのかなと。そういうニーズはないのかと正直思っていたのですが、これだけ反響があると、非液晶機を市場に入れていただける機会が少し増えるのではないかと思います。

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非液晶機専門の部署を立ち上げられたという噂を耳に挟んだのですが・・・。今後はいっそう非液晶機にも力を入れていかれるということでしょうか?

 

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そうですね。液晶機開発の片手間にアナログ機の開発をするのではなくて、やはりちゃんと市場を見ながら、プレイヤーさまに楽しんでいただけるような機種作りをするためには、専任化した方がいいだろうということで専門の部署を設けました。

 

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では、パチンコ業界全体についてお聞きします。今後はこういう風になっていけばいいなといった展望はありますか?

 

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若い20代のプレイヤーさまが、もっと増えてほしいなというのはありますね。若い方がもっと遊技していただけるとプレイヤー全体の底上げにもなりますし。そのためには、アプリやスマホゲームなど若い方に関心の高いデバイスやソフトとどう融合していくかが課題だと考えています。パチンコ業界の落ちた売り上げの一部は、そういったところで使われていると思います。なんとかスマホゲームに負けない機種作りをしていきたいですね。

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ライバルはスマホゲームなんですね!

 

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グループ会社が配信しているスマホゲームの「パズ松さん」がライバルです(笑)。

 

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パチスロ部門は今後どういった機種作りを目指されていくのですか?

 

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基本的には従来と同じです。当然規制も入ってくるのでそれに合わせてできるだけプレイヤーの方が望まれる今のARTであったり。Aタイプですと従来のAタイプより少し差別化されたようなタイプを考えたりだとか。1回のBIGで400枚獲得できるパチスロ薄桜鬼蒼焔録なんかもそうですよね。この2~3年はその方向で進んでいくと思います。

 

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とある大人気深夜アニメを見ていると、DaiichiさんのCMが入ったり提供にクレジット入っているのですが・・・。

 

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どこまでお話ができるか(笑)。プレイヤーさまの期待を裏切らないものができるといいなと、案を練っている状態でして。なんとか良い機種にならないかなというところを今、考えている最中です。

 

森本レオ子のDaiichi役員インタビュー

 

ありがとうございます。十分です!

 

 

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貴重な話をたくさん聞かせていただいたこともさることながら、個人的には今一番ハマっているCR天下一閃についての話をたくさんうかがえたのが嬉しかったです。

今後は業界全体で短時間遊技を意識した台作り、そして、若い世代の新規ユーザー獲得を真剣に目指していくべきだなと感じました。今日は本当にありがとうございました!

 

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