【気になる新作情報も!】竜騎士07オンリーイベントレポート
皆さま、こんにちは。
今回のDaiichiジャーナルは『ひぐらしのなく頃に』でおなじみの竜騎士07(りゅうきしぜろなな)さんが代表を務める制作集団・07th Expansion(セブンスエキスパンション)のオンリー同人イベント「07th Expansion Party」のレポートです。
先日、ダイナマイトくんのツイートでも話題を集めたアレの解答編にもなるかも!?
しれません!?
竜騎士07さんファンの交流会!
今回紹介する「07th Expansion Party」は『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』『彼岸花の咲く夜に』『ROSE GUNS DAYS』など、竜騎士07さんの作品をこよなく愛するファンが集い、同人誌の即売会やミニライブ、プレゼント争奪じゃんけん大会といったプログラムが催されるファンの交流会となっています。
4月に入ったというのに底冷えのする寒さと雨降りというお出かけにはよくない気象条件にもかかわらず、多くのファンが浅草にある東京都立産業貿易センターに訪れ、開場前から列をなしていました。
即売会は50以上のサークルが参加し、それぞれの特徴を発揮した個性的でクオリティの高いグッズや同人誌がズラリと並びます。インディーズゲーム作品から一躍有名になった竜騎士07さんのように、未来の一流クリエイターがここから誕生するかもしれません。
コスプレ・サイン会・ライブ・じゃんけん大会と盛りだくさん!
イベントは同人誌即売会がメインとなりますが、思い思いの衣装を身にまとったコスプレはもちろん、竜騎士07さんの作品で音楽を担当された方々のミニライブや即売会に参加されたサークルが提供するグッズをプレゼントするじゃんけん大会など、交流会にふさわしい充実した内容でした。
【サイン会】
グッズを購入された方に竜騎士07さんの直筆サインが!
ファンも大喜び!
当然、長蛇の列
【ミニライブ】
セットリスト
■xakiさん
・Goddess gardena
■本木咲黒さん
・ACTIVE PAIN
・The End Of The World ~世界の終わりに祝福の鐘は鳴る~
・Last Note
■歌澄さん&マヤさん
・TSUBASA
・Brand New Way, Broadway
「うみねこのなく頃に」や「ROSE GUNS DAYS」の楽曲を生で聴くことのできる貴重なライブでした!
【じゃんけん大会】
イベント参加者によるグッズ争奪大じゃんけん大会!
Daiichiもブース出展!
Daiichiも07th Expansion Partyに企業として参加しました。スペースの一画を陣取り、「ひぐらしのなく頃に 選」と題したキャラクター人気投票やアンケート、原画の展示などパチンコメーカーとしても竜騎士07さんのファンとの交流を図りました。
かなりの数の原画を展示
キャラクター人気投票も開催
アンケートに答えるとオリジナルノベルティグッズがもらえる
そのスペースで、ひっそりとではありますが、なんと新機種の登場を示唆するような印刷物や映像が!あったのです!
デン!
デン!
デン!
デーーーーン!
これは今後の展開に期待せざるをえませんね。とりあえず、4月29、30日のニコニコ超会議は見逃せません! Daiichiジャーナルでも、この模様を取材する予定なのでお楽しみに!超速報で5月1日には記事が公開される!?かも!?しれません!?
なんと「なく頃に」新作も始動!?
07th Expansion Partyアフターイベントでは、去年9月に「進戯団夢命クラシックス」により舞台化された『ROSE GUNS DAYS』の出演メンバーと竜騎士07さんによるトークショーも開催されました。
進戯団夢命クラシックス
(左)芹澤 良さん
(中央)かおり かりんさん
(右)舞原 鈴さん
当時の苦労話や裏話など、ファンには聞き応えのある濃密なトークが展開される中、竜騎士07さんから『ひぐらし』『うみねこ』に続く新作の制作準備に取りかかっているとの衝撃告白が!
その新作のタイトルは「○○のなく頃に」だそうです。○○に当てはまるものはすでに決まっているのですが、この言葉が意味を持ちすぎる、つまり、このワードからはさまざまなことを連想させるようで、ファンの方が自由に思い描くのはいいのですが、思っていた内容とあまりにかけ離れて失望感につながるようなことになるのは本意ではないので、正式発表直前まで○○の部分に該当する名称は伏せるようです。
また、新作はこれまでの作品のような「閉じられた場所」、寂れた村落や小さな島といったクローズド・サークルではなく、ゲーム的にいえばオープンワールドで物語が展開するといった内容にも言及がありました。
どのような作品に仕上がるのでしょうか。今から非常に楽しみです!
竜騎士07さんインタビュー!
最後に、竜騎士07さんがDaiichiジャーナルのインタビューにも応じてくれましたので、その模様も掲載したいと思います。イベントで時間のない中、快く対応してくださり感謝感激雨あられです!
――今回はこの07th Expansion Partyというイベントにお招きいただきありがとうございます。まず、このイベントを始めたきっかけを教えてください
竜騎士07さん(以下:竜) ボク達のファン同士が交流してもらえるような楽しいイベントをしたいね、という私のサークル内での話がきっかけで始めました。即売会コーナーだけでなく『ひぐらし』『うみねこ』に携わる音楽家の皆さんのライブなど、盛りだくさんの内容にしようということで最初の『07th Expansion party』を開催することにしました。
――イベントのみどころは?
竜 ファンの交流であり、また、私のサークルからの恩返しのような一面もあって、ただの同人誌の販売会とは違う、楽しいお祭りみたいなイベントです。先ほどお話したライブやそれぞれの同人サークルさんから提供いただいた作品をプレゼントするじゃんけん大会など、皆さんと一緒に交流して楽しもうというのがコンセプトです。
――今回で5回目の開催ということですが、今後も続くのでしょうか?
竜 ボクの方としましては、皆さまとお会い出来る貴重な機会なので、もしもまた開催するのであれば、ぜひとも参加して協力していきたいと思っていますが、実際の開催準備はスタッフの方々がやってくれています。「いい場所があった」「スケジュールが取れた」と様々な準備が合わさって開催となるので、確実に次回の開催や日程はその時までわからないというのが現状です。もちろん、やると決まれば必ずボクもなんらかの形で協力させていただきます。
――イベントの最後のほうで新作について言及がありましたが
竜 『ひぐらし』『うみねこ』に続くオリジナル作品としての『なく頃に』シリーズの新作を準備中でゆっくり進めているところです。また、そんな中でも一番最初の作品である『ひぐらしのなく頃に』をモチーフにしたパチンコの最新機種が登場するということで、変わらずに応援してくださっているDaiichiさんには感謝していますし、嬉しい限りです。
――前作『CRひぐらしのなく頃に頂』が人気を博すなど、パチンコパチスロファンにも作品が受け入れられたことについてはどう感じていますか?
竜 パチンコというジャンルの世界でも『ひぐらし』という作品を受け入れてくれた方々がいてくれたことに対して望外の、想像を超えた驚きと喜びを感じています。本当によかったと思います。これもひとえに、ゲームとして面白く作ってくださったDaiichiさんのご協力あってのことだと身にしみています。パチンコというゲームである以上、そのゲームの部分が面白くなかったら何を持ってきても意味はないですから。そういう意味では、『ひぐらし』のパチンコを盛り上げてもらえたのはDaiichiのスタッフの皆さんが面白いものを作ってくれた、これに尽きると思っていますので深く感謝しております。
――パチンコの演出面ではどういった関わりをもたれたのでしょうか?
竜 絵コンテ付きの演出リストをチェックしまして、設計上明らかに矛盾するというような場所があれば指摘するといった形です。ただ、そういったこともほとんどなく、現場からは原作愛のある方々が担当してくれていると信頼も厚いです。Daiichiスタッフの方々の原作愛につくづく頭が下がります。愛のない一流は愛のある二流に劣るというのがボクの持論なので、この状況を聞いた時点で「勝ったな」と思いました(笑)。
――クリエイターの目線からはパチンコ・パチスロはどのように写りますか?
竜 学生時代からの古い友人はパチンコが大好きで、その彼に面白い話を聞きました。基本的にパチンコの演出というのは負けるものである。そうなると主人公がザコキャラにろくに勝てないといった場面が頻繁に出てくると。ところが、ある機種では、負け役となるサブキャラを主役において、失敗しても絵になる構図にしたというのです。基本的にパチンコは10負けて1勝つ世界じゃないですか。その10負けても成立する仕掛けとストーリーが合致した某機種は素晴らしかったということでした。この話はとても興味深いものでした。クリエイターとしては、パチンコ・パチスロという独特のゲーム世界観がある中で、違和感のないストーリーをどう構築するのか?に思いを巡らしますね。なかなか勝てないけど奇跡を掴み取ることがテーマとなって、そこを『ひぐらし』風の惨劇ループの世界観を持って、うまくシナリオに落とし込めるかといった部分ですよね。そこに創作意欲というか、クリエイティブな部分を触発されます。ボクだったらループをいかしてどういう演出にするか? ひねってみたいと思います。
――そういう意味では、パチンコオリジナルのシナリオを書くといった展開もありえますか?
竜 『ひぐらし』を例に取ると、部活を軸にそれぞれの物語・ゲームが展開していきます。そのゲームの部分に“パチンコ”を当てはめることは可能なので、大いになにかする余地はある気はしますね(笑)。
――それでは最後にパチンコパチスロファンに一言お願いします
竜 パチンコ・パチスロの世界でも『ひぐらし』を応援してくださってありがとうございます。また、『ひぐらし』という世界をパチンコ・パチスロに合わせて面白く作っていただいたDaiichiスタッフの皆さまに心から感謝いたします。これからもパチンコ・パチスロの世界でも『ひぐらし』をお楽しみいただければ幸いです。
――ありがとうございました!
『なく頃に』シリーズ最新作、『CRひぐらし』最新作、Wで始まる!
『なく頃に』シリーズに関する重要な2つの新情報が聞けるなど、「07th Expansion Party」はまさにオンリーイベントでしたね。どちらのコンテンツも楽しみでしかたありません。
ちなみに、このイベントが行われたのは4月1日でしたが「エイプリルフールでした!」なんていうことはありませんので、ご安心ください(笑)。
©2006 竜騎士07 /ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通
©2007 竜騎士07 /雛見沢御三家
©2009 竜騎士07 /雛見沢御三家
©07th Expansion Party準備会