「CRスーパーマン~Limit・Break~」開発者インタビュー
皆さん、こんにちは。
今回の開発者インタビューは、絶賛稼働中の新機種『CRスーパーマン~Limit・Break~』です。
開発への熱い思いを聞いてきました!
Gさん(プロデューサー)
・入社歴:17年目
・過去に関わった機種:CRスーパーマンシリーズ、CRファイヤーダイナマイトキング、CR天才バカボン41才の春だから、CR走れコウタロー など多数
・好きな機種:ホースケくん、ギンギラパラダイス、CR花の慶次 など
・趣味:野球
・普段の立ち回りポイント:特にありません
Mさん(企画)
・入社歴:12年目
・過去に関わった機種:CR T.M.Revolution、CRミッションインポッシブル
・好きな機種:CRスーパーマン~Limit・Break~
・趣味:洗い物、パチンコ
・普段の立ち回りポイント:特にありません
Nさん(企画)
・入社歴:3年目
・過去に関わった機種:CRスーパーマン~Limit・Break~
・好きな機種:CR地獄少女
・趣味:パチンコ
・普段の立ち回りポイント:ハマリ台を打つ
――CRスーパーマンシーリーズの新作ですが、どのような思いで開発に臨まれましたか?
M シリーズ3作目ということで、1作目、2作目からさらに進化させたいという思いがありました。
これまでのシリーズでは、原作のイメージからレスキュー(人を救助する)を題材に演出を組み立てていましたが、今作では原作の「マン・オブ・スティール」のイメージから「敵との戦い」にスポットを当てた内容にしようと考えました。
そこで、これまで使用していた3頭身のSDキャラの使用を控え、より原作やバトル演出に合う、スタイリッシュで格好良い映像を目指しました。
格好良さを前面に
G 前作でアメコミを使った演出がプレイヤーの皆さまから好評をいただきましたので、今作ではアメコミを中心に演出を組み立てようと考えました。
開発当初はSDキャラとアメコミの演出比率を1:1で進めていましたが、SDキャラ演出が多く出ると、どうしても前作のイメージに引っ張られてしまうので、前作のイメージを刷新するため、開発途中でSDキャラの使用を出来る限り少なくしました。
――「スタイリッシュ」を目指すにあたり、注力した点はどこでしょうか?
M これまでのパチンコのリーチ構成や映像には無いものを作りたいと考えました。
実写シーンやその他の演出で、モノトーンを多く用いたり、暗めの映像でイメージを統一してスタイリッシュで格好良くを表現しています。
黒を基調にしたスタイリッシュな映像
G アメコミのキャラクターは本機種用に描き下ろしたものですが、版元さんとイメージをすり合わせながら作っていきました。
3DCGもアメコミ調のセルアニメーション風に仕上がるように力を入れて開発しました。
アメコミ風の3DCGは必見!
――前作から引き継いだ点はどこでしょうか?
N 色々あるのですが、例えば大Sシャッターが閉まる時の効果音は、当初「ボボボボーン」という音だったのですが、前作の効果音がとても気持ちが良かったので、前作の音に差し替えました。
また、確変中のスピードの気持ちよさも前作を意識して作っています。
本機種の目玉「大Sシャッター役モノ」
――その他、演出面でこだわったポイントはどこでしょうか?
M 全ての演出でスピード感を意識して開発をしています。特にST中の「超速モード」は、余計な”間”が入らないように何度もチェックを繰り返し、気持ち良いスピードになるまでこだわって開発をしました。
また、通常時の演出については、無駄な煽り演出を無くし、メリハリが出る演出バランスを目指しました。
超速モードはのスピードは爽快!
――役モノもバージョンアップしていますね
M 大Sシャッターがメインの役モノなのですが、閉まったときにその反動で開いてしまうという不具合がありしました。調整にはとても苦労しました。
G 役モノを大きく作ったのはいいですが、重量が重くなってしまって(笑)。
見えない部分でかなり軽量化をしています。
N Sマークの役モノでいうと、当初、液晶Sシャッター(中サイズ)と小Sマーク役モノを同時に出すという仕様がありましたが、見た目がダサすぎてボツにしました(笑)。
M 本機種は徹底的にSマーク押しです。小Sマーク役モノをはじめ、液晶Sシャッター(中サイズ)、大Sシャッター、透明導光板※のSマークなど、分かりやすいものだけでも4つのSマークを配置しています。
(※液晶画面の手間にあり、LEDを点灯した時だけインクで描画されたパターンが現れる透明の板のこと)
また、よく見ると分るのですが、盤面を構成するデザインもエンブレムの五角形をモチーフにしています。
G 開発当初はSマーク以外の要素やパーツも付いていたのですが、より分かりやすい要素を押していこう!ということになり、Sマーク一つに絞りました。
液晶を大きく囲うエンブレム(五角形)のデザイン
――新しいスペック『V-SEVEN-ST(ブイ-セブン-エスティー)』について
M CRスーパーマンシリーズに対してプレイヤー様が持つイメージは、ST機種で高継続というイメージだと思います。シリーズ機としてその高継続を継承するために、社内の設定バランスチームと検討を重ね、確変を7回までに制限することで高い継続率を実現しました。
――新筐体Imagination+について、新筐体ならではの苦労などありましたか?
G 液晶演出と新筐体との連動についてとても悩みました。
液晶演出からボタン(ジョグダイヤル)に演出が繋がり、そのボタンアクションで当落を示唆したい、そのためにはランプを含めどのような演出が最適なのか、という点について何回も試行錯誤を行いました。
N ジョグダイヤルの回転を手で止める「D-STOP」という演出があるのですが、これは、新しいゲーム性を提供したい!という思いで作った演出です。
回っているものを止めていいのか?という気持ちになるかもしれませんが、ぜひ止めてください(笑)
止めても大丈夫です!
――開発する上で一番の苦労を教えてください
G 最後の4ヶ月間ですね。開発終盤でガッツリ追い込みの時期だったので。
3人とも全力疾走でした。
M 最後の追い込み時期には、確変中演出の実装をしたり、今作では録り下ろしの新曲が4曲あるのですが、その楽曲のリズムに合わせてランプの演出を作ったりしていました。
とにかくチェックを含め、めまぐるしい4ヶ月でした。
N 最後の追い込み時期は本当に逃げようと思いましたね(笑)。
ただ、そんな中でも頑張れたのは、先輩2人が一つも文句を言わずに、自分以上に業務をしていたからです。2人の姿にとても励まされました。
――ここだけで話せる演出の法則やマル秘ポイントなどがあれば教えてください
N 演出では無いのですが、盤面左側、風車の左に小さな五角形(エンブレム)の形のヘコミがあります。よく見ないとわからないのですが、隠れ◯◯のような感じで、ホールに行かれた際には探していただければと思います。
M ST(超速モード)の中でスーパーマン保留が出ることがあるのですが、一回のSTの中で3回出た場合の3回目のスーパーマン保留は超チャンスです!
3回目のスーパーマン保留は超チャンス!
――最後にプレイヤーの皆さまへ向けてメッセージをお願いします!
N これまでのシリーズからイメージをガラリと刷新しましたが、前作までの楽曲が全て搭載されていたり、ランプ演出が前作をオマージュしたものになっているなど、これまでのシリーズの良い部分を継承しながら進化しています。前作を打った方は、そういった点を感じながら打っていただければと思います。
M まずは一度打っていただければと思います!演出バランスについても長く打ち込めるように設計をしましたので、打てば打つほど新しい発見がある機種だと思います!
G CRスーパーマンシリーズのコンセプトである「スピードと気持ちよさ」を無くさないように作りました。前作を経験された方も満足いただける内容になっていると思いますので、ぜひホールで体感してください。
開発中の盤面案
これまでのシリーズで感じられた「スピードと気持ちよさ」は継承しつつ、スタイリッシュで格好良く生まれ変わった『CRスーパーマン~Limit・Break~』。
皆さんもぜひホールで遊技してみてください!
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