「CR天才バカボン ~V!V!バカボット!~」開発者インタビュー
皆さん、こんにちは。
今回の開発者インタビューは「CR天才バカボン ~V!V!バカボット!~」です。
本機はどんな思いを込めて作られたのか。開発者にお話を聞いてきました!
Iさん(パチンコ企画プロデューサー)
・入社歴: 14年
・過去に関わった機種: CRダイショーグン/CRバイオハザード 等
・好きな機種: 羽根モノ
・趣味: 麻雀
Kさん(設定バランス)
・入社歴: 2年
・過去に関わった機種: CR魁!!男塾
・好きな機種: 北斗シリーズ(パチンコ・スロット)
・趣味: 競馬
Oさん(パチンコ企画)
・入社歴: 2年
・過去に関わった機種: CRダイショーグン 等
・好きな機種: CRひぐらし/パチスロツインエンジェル2、3
・趣味: ラブライブ、モンスターストライク
―Daiichiの看板シリーズでもある「CR天才バカボン」の新作と聞いてどうでしたか?
I シリーズ機種なので、これまでのファンの方もいるという意味ではプレッシャーは大きかったですね。
K Daiichiの看板機種なので頑張りたいなという気持ちが強かったです。
O 僕は前作をあまり知らなかったので、プレッシャーとかはなく、楽しみの方が大きかったです。
―今回のスペックは従来の確変ループではなくSTタイプです。決められた経緯を教えてください
I シリーズ5作目ということで、新しいCR天才バカボンを求められたところから開発がスタートしました。
前作の「CR天才バカボン4~決断の瞬間~」は、ドキドキゲートなどの機能部分で新しい要素があったのですが、映像としては進化していないというところがありました。プレイヤー様も飽きてきたのでは?と感じていて、マンネリを打破したい気持ちがありました。
狙いとしては、見た目がMAXタイプのような、ただ、それでいて遊びやすいCR天才バカボンを作るということで、演出やスペックを決めて進んでいきました。
前作のドキドキゲート
―開発はスペック先ですか?それとも演出コンセプトが先ですか?
I 演出コンセプトが先ですね。新しいCR天才バカボンを作るという目的で、これまでになかった「ロボット」という世界観で作ることが先に決まりました。
天才バカボンはいい意味でなんでもありの世界観で、作品としての懐が深いんです。前作でもエンジェルウナギイヌという、新しいキャラクターが出ていたので、ロボットの世界観に違和感はなかったですね。
パパボットの初期設定
I スペックについては、演出上はMAXタイプのような感じを狙いながら、ミドルスペック(1/319)という点で他機種と差別化したかったという思いがあります。
また、演出については、これまでのCR天才バカボンシリーズとは違い、硬派なイメージで作りたかったという思いがあります。
これまでのCR天才バカボンシリーズはやわらかいイメージだったので、そうではなく、アニメでも見られない硬派なバカボンを表現してみました。
―これまでのシリーズを踏襲した点、または新たに挑戦した点を教えてください
I 基本的にこれまでのルールは踏襲したつもりです。この演出はアツイ、この組み合わせは大チャンス!などですね。昔からのプレイヤー様に違和感を持たれないよう、変わったというだけではなく、昔ながらの演出も採用しています。
挑戦した点は、細かい部分でいうと今回のイメージに合わせて図柄を堅くした点でしょうか。
これまではぷよぷよした図柄が多かったのですが、メカメカしい図柄で、キャラクターを入れない数字だけの図柄にしました。
ぱっと見た感じ、これまでのCR天才バカボン感がないので、これまでのファンの皆さまにどう受け入れられたのかな?という点は少し心配です。
今作の図柄
―こだわりポイントを教えてください
K 「いいのだコンボ」の調整はかなりこだわっています。最後まで気の抜けない展開を表現しました。
ポイントを積み上げて大当たり期待度を上げていく演出なのですが、最後まで期待感を持って打っていただけるように気を使っています。
本機最大の特徴「いいのだコンボ」
I ST中の演出の一つ「メガパトFACTORY」で、メガパトが光るかどうか?という時に背景が暗転するんですが、その”間”にこだわりました。
画面が暗くなってただただ静かになるという演出なんですが、そこで「ウッ」て息を止めて「あ~!」みたいなのを繰り返して欲しいと思って作りました。
社内評価では賛否両論別れて、「分かりにくい」、「楽しくない」などの反対意見もあったんですが、反面「あれがいい!」という人もたくさんいて。そういう意味では尖った演出になったと思います。
ST中の演出は全部で3種類あるので、メガパトFACTORYが苦手な方は別の演出を選んでいただければと思います(笑)
メガパトFACTORYでドキドキしよう!
O 僕のこだわりは、世界観をロボットにしたことによるバトルシーンの演出ですね。格好が良く、且つ天才バカボンらしいバカっぽいものになるように心がけました。
ぱっと見た感じは派手なCGで格好いい演出ですが、やっていることは頭がドリルになるなどバカなことをしてるっていう(笑)
パパボットの頭がドリルに変化!
I あと、いいのだコンボの最高獲得ポイントは41ptなんですけど、これはパパが41才だからです。なんで41なの?という質問がいくつかあったので(笑)
―開発で苦労した点は?
K 長く打っていただけることを念頭に置いて、スペックと演出バランスを調整することに苦労しました。
O これまでのシリーズ機のいいところを新しいバカボンにどう取り入れていくか、というところに苦労しましたね。
I 僕は役モノですね。サブ液晶がぐるぐる回るところ。役モノの機構が不具合なく動くこともそうですが、特にメイン液晶との演出の合わせに苦労しました。
サブ液晶のいる位置によってメイン液晶の表示内容や内部の抽選が変わるなど、裏では色々と複雑なことをしています。
サブ液晶の動きに注目!
―開発中の印象的な出来事はありますか?
I 企画で色々と試行錯誤したことですね。いくつもの変更を繰り返しました。
企画検討の際に社内でヒアリングをするんですが、思いのほか様々な意見が出てきて。みんなCR天才バカボンシリーズには思い入れがあるんだなーと感じました。
―隠し要素・マル秘ポイントを教えてください!
K ST中の演出の「ガラポンBAZOOKA」で金の玉が出てくる時があるんですが、2個出る場合があるんですね。
―金の玉が2個ですか(笑)きわどいですね。
K そうですね(笑)出ると大チャンスです!
ガラポンBAZOOKAの玉の色に注目!
I メガパトFACTORY中に、通常の演出ではない演出が起こったらすべて大チャンスです!メガパトが2個になったり、大きくなったりなどですね。
K いいのだコンボはてんとう虫出現で大チャンス!です。また、スタート時の保留の色が青ではなく、黄色や緑だとチャンスです。
いいのだコンボはてんとう虫が大チャンス!
―最後に、プレイヤーの皆さまへ向けてメッセージをお願いします
O とりあえず一回大当たりを引くまで遊んでいただいて、確変中のメガパトFACTORYを楽しんでいただきたいです。
K スペック的にも長く遊べることを念頭において開発をしたので、長く遊んでいただけると嬉しいです。
I これまでのCR天才バカボンを変えたい、アニメでは見られない天才バカボンを作りたい、という思いで作りました。
これまでCR天才バカボンシリーズをご遊技いただいたことのあるプレイヤー様にも、新しい刺激を感じてもらえたら嬉しいですし、昔ながらの定番機種というイメージで、これまでCR天才バカボンを遊技したことのない若い方にも打っていただきたい、という思いで変化をつけています。
これまでのCR天才バカボンの世界観を変えないで欲しい、というご意見もあると思いますが、これももう一つのCR天才バカボンということで、新しさを感じてもらえれば幸いです。
開発中の盤面案
これまでのシリーズとは世界観を一新した『CR天才バカボン ~V!V!バカボット!~』。
みなさんもぜひご遊技してみてください!
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©赤塚不二夫/ぴえろ