Daiichi ジャーナル

昔のカタログがヤバイ!~機種カタログ今昔物語~

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バトルヒーローなど古い機種の機種カタログ

皆さま、こんにちは。
Daiichiジャーナルで2週にわたりお届けした機種ランキングはいかがでしたでしょうか? あーでもないこーでもないとパチンコ話に花を咲かせる潤滑油として一役買うことができたかと思います。

眠っていた記憶が刺激され、当時あふれていたパチンコ愛を再認識した、なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。と同時に、「Daiichiって色んな機種を出してたんだ!」とあらためて認識していただければ幸いです。

 

さて、そのランキングの流れから、今回も夏の終わりに懐古主義に浸るようなノスタルジックテーマを設定しました。その名も「機種カタログ今昔物語」です。

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログ
機種カタログとは、新機種を販売するにあたり、ゲーム性やスペックをホール様向けに説明するための販促アイテムといったところでしょうか。普段、ファンの皆さまがあまり目にする機会のないものかと思います。

 

タイアップ全盛の洗練された現代の機種カタログに比べて昔は…

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログ
ゲーム性や演出の複雑化や版権モノが隆盛を極める今の機種カタログは、デザインが磨き上げられ内容も詳しく丁寧です。それと比較すると、昔の機種は機種自体も単純明快なものが多く、カタログの内容もシンプルでいてキャッチー。表紙を見比べても違いは一目瞭然ですね。

パチプロをイメージしているのでしょうか? 表紙にダンディーなゴリラを起用した『ちんじゃら』や”B”のイニシャルを大々的にアピールする大胆さが目を引く『ブロンディー』。また、『メタロック』なんかは、ともすればプログレッシブバンドのジャケット写真のような味わいがあります。

あと機種名ですね。名前自体は単純でストレートなのですが、聞いただけではイメージできない。謎かけ・とんちのレベルといっても過言ではない気がします。そして、全体的にパンチが効いてますね。

 

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログ

また、比較でいうと、女性3人がメインの同じようなコンセプトの機種OL倶楽部』『ミニスカポリス』を並べるとより違いが明確に。時代が浮き彫りになりますね。

 

歴代バトルヒーローの変遷

「時代性」というキーワードでいえば、過去何年にもわたって市場投入されてきたシリーズ機のカタログを見比べてみましょう。

これからお見せする機種カタログは、色々なキャラクターと「図柄がすべると熱い!」というシンプルなゲーム性で人気のあった『バトルヒーローシリーズ』のカタログの変遷です。

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログCRバトルヒーローV

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログバトルヒーロー7

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログCRバトルヒーローFX

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログバトルヒーローネオ

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログCRバトルヒーロー伝説

やはり、年代が新しくなるほど色使いや構成が練られ、手の込んだ作りになっていますね。演出の方も、『バトルヒーロー伝説』までは内容にそれほど違いがありませんが、工夫がこらされた丹念な仕上がりで説明がなされています。

 

昔の機種カタログは面白い!

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログ
ほとんどがオリジナル機種というのもあってか、特徴的なものが多い古い機種カタログは見てるだけでも面白いです。
特徴的といえば、採用された生き物キャラのラインナップがかなりアレだと。ゴリラ、サル、カニ、たぬき、もぐらと、なぜそれをチョイスした? と首をかしげるものが多い気が・・・。

 

このコラムを執筆している私は1975年生まれの40才なのですが、テーマ・コンセプトに関して、当時個人的に最大限の疑問符が頭に浮かんだ機種がありました。『踊れ!安来キッズ』です。

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログ
や、安来節!? 発表されたのは2001年。ミレニアムを迎え、平成もひと回り過ぎたこのご時世に安来節!? 世が世なら宇宙の旅に繰り出すような時代だぞ! と驚愕しました。

今となっては、実はのちの「歌パチ」へと繋がるDaiichiのエポックメイキングなマシンだったのではと、その歴史的評価を改めた次第です。

 

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログ安来キッズほど風変わりではありませんが、ダジャレ・オヤジギャク的な名前を冠した機種が昔は多かったように思います。
左の画像の機種などはもうギリギリですね。

あとは、デジタルが大きいから『デッカー』など、むき出しのわかりやすさは、もはや美点です。

 

機種カタログは「語るログ(記録)」

バトルヒーローなど古き機種の機種カタログさて、今回は「機種カタログ」という視点から歴史を振り返り、過去を学んでみました。

機種特設ページや小冊子、既存のファン雑誌や各種Webコンテンツなど、機種の魅力をファンの皆さまに紹介する要素はさまざまにありますが、機種カタログはホール様や販売会社向けのツールとなりますので、「新機種について世に出る最初の情報」という、資料価値的にも重要な役割を担っています。

 

パチンコの時代を映す鏡、それが機種カタログです。

 

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